境界性パーソナリティ障害(BPD)を考える

境界性パーソナリティ障害に関するインターネット上の言説を整理しています。

はじめに

このブログは境界性パーソナリティ障害について考えるブログです。何かを得意気に語ることや、特定個人の中傷を目的としたブログではありません。知識が必要な場合、専門の医療機関、書籍などを参照してください。特定個人の悩みについても、ここでは取り扱うことはできません。

境界性パーソナリティ障害との診断を受けた方へ

あなたのことを全く知りませんので、アドバイスが適切かどうかわかりません。ただ、ひとつ言えることは「適切な医療機関にかかり、しっかりと社会に出るためのトレーニングをし直していけば、あなたは必ず治っていく」ということです。
「どういう行動を今までしてしまっているのか」をノートなどに書き留めたり、お医者様・カウンセラーの意見を求めたりすることが重要です。
今まで自分の性格の謎が分からず、大変苦労をされたことでしょう。境界性パーソナリティ障害について、あまり多くを理解しようとする必要はありません。なぜなら、不必要に落ち込んでしまったり、自分の中で暗示をかけたりすることがあるからです。適切な医療機関でのしっかりした治療を受けていくことをおすすめします。
あなたの唯一の目標は、社会で適切な人間関係を構築しつつ、精神的にも経済的にも自立していくことです。そのためには、自分の中にある衝動的な部分をうまく抑えるようなトレーニングをしていくことが重要です。そのトレーニングは、自分の中だけで解決するのではなく、なるべく社会の中で受けていくことが適切だと思います。最初は難しいと思いますので、なるべく境界性パーソナリティ障害のことを良くわかっている専門のお医者様の中で、相性の良さそうな方を見つけてトレーニングをしていくのが良いのではないでしょうか。これ以上の情報はこのブログにはありません。

境界性パーソナリティ障害の方と恋人関係、家族関係、友人関係、その他何らかの関係を持っている方へ

今まで本当にお疲れ様です。境界性パーソナリティ障害のある本人も悩みを多く抱えていますが、周りの人もどう付き合えばいいのか、インターネットの情報に過度に振り回されたり、必要のない自責の念・罪悪感を抱えてしまったりしていることでしょう。
境界性パーソナリティ障害の方と付き合っていると、自分の価値観がゆらぎ、何が正しくて何が間違っているのかが徐々にわからなくなってきます。一つ重要なのは、あなたの心身の健康を守ることです。
ストレス要因になっていることを書き出してみましょう。そのために対処すべきことは何でしょうか?もはや何もわからなくなっている場合、あなた自身も適切な医療機関でのアドバイスを受けることが必要です。
このブログでは、「境界性パーソナリティ障害」について私見を書いていきますが、なるべく中立的な意見を心がけたいところです。ただし、過激なケースではもはや人間の対処できる限界を超えているケースがあると思いますし、このブログを書いている私自身は専門家ではないので、根本的にはあなたの役に立つことはできません。
きっと、境界性パーソナリティ障害の方との関係で悩まれているあなたは、元来心のやさしい方なのでしょう。困っている人を見るとほっておけない。その優しさは大事だと思いますが、まずは自分が健康でいなければ、誰も助けることはできません。一度、落ち着ける場所に「逃げる」ことで、落ち着いた頭で考えてみるのも重要でしょう。